映画評論16

2013年08月23日 18:23

残暑が厳しい過ぎて、へばり気味カリメン2号です。
なんと、カリメン1号が復活!!
いや~、長かった…。
遂に孤独な戦いが終わった。
これで、ブログのアップ速度も、上がるのではと思っています。
そして、久しぶりに映画評論のリクエストが来ました!!
めでたい事続きで、テンションもアップ。
意気揚々と、リクエストのDVDを借りに行ったは良いが、見つけるまでに2時間も掛かった。
正直、見る前から体力を使い果たした感がある…。
と言うことで、今回はリクエストのあった『ニーチェの馬』の評論をアップしたいと思います。

『ニーチェの馬』
世界で最も有名な三大映画祭は、フランスで開催されるカンヌ国際映画祭、イタリアのヴェネツィア国際映画祭、そして今回紹介する『ニーチェの馬』が審査員グランプリの銀熊賞を受賞した、ドイツのベルリン国際映画祭である。監督のタル・ベーラはハンガリー出身の映画監督で、『ニーチェの馬』を最後の監督作として公言している。
ストーリーは『ニーチェの馬』というだけあり、ニーチェに関係している。トリノの広場で、鞭打たれる馬を泣きながら抱き、そのまま発狂したというニーチェの逸話にインスパイアされて生まれたものである。映画のタイトルになっているニーチェ自身が登場することはない。ただ作品の全編がニーチェ的な辛辣で悲劇的な実存の世界を描いており、ある親子の生活が、永劫回帰的に何度も繰り返す日常が描かれている。
映画全体の雰囲気として、辛辣な生の哲学が色々な場面で散りばめられているように感じる。悲劇的な現実を観客に、感情移入してもらうために1カットが異様に長く撮影されている。このことによって「観る人に考える時間」を与えていたのだろう。映像そのものが、どこか古臭い白黒の映画でセリフをほとんど使っていないのも、そういった理由の1つと考えられる。また、ニーチェの哲学である永劫回帰の考えが、音楽やストーリーにも深くかかわっている。悲観的な音楽は何度も同じものが使われており、映画に使われている音楽は1曲と風のノイズ音のみである。ストーリーも、父親と娘の日常を淡々を繰り返すだけのものとなっており、まさに永劫回帰そのものであるような作品である。何よりも映像そのものが美しいと感じられた。悲観的な中にも日々を生きる人の悲しみが映像の中で表現されており、特にライティングに関しては、影の創り方が絶妙である。まさに映画館という暗闇の中で観る作品である。

今回は短いですが、こんな感じです。
本当に短くてごめんなさい。
楽しみにしていた方には、頭を下げることしかできません。
今月も忙しく、また個人的に色々とあったので…。
まぁ、映画の個人的感想なんですが。
正直に言うと、あまり一般の方に勧められる映画じゃなかったです。
海外の評価も良く映画好きや、文学的な映画が好きな方なら良いですが。
1カットが長い分、疲れる印象が強いです。
次回は何をアップするか決まってませんが、恐らく映画のことについてアップしたいと思います。

カリメン2号
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映画見てきました

2013年08月05日 00:16

 どうも、カリメン1号です。映画の感想を書こうと思い、「終戦のエンペラー」という作品を見てきました。終戦の日が近いからか、公開日が最近だからなのか、結構たくさんの方が見に来られていました。若い人もちらほらいましたが、どちらかというと中高年の方が多かったように思います。
 さて、映画の感想です。内容は、第二次大戦終戦後、マッカーサー率いるGHQが戦争責任を追及するため、昭和天皇を始め、側近たちの調査を行います。天皇に戦争責任があるか、逮捕するかどうかの調査を主人公であるフェラーズ准将が任されます。フェラーズ准将は日本兵の心理を研究している知日家で、アメリカに留学していた日本人女性のアヤという恋人がいるということですが、思ったことを書こうと思います。終戦の頃の昭和天皇を描いた作品は、他にロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督の「太陽」がありますが、「太陽」ではマッカーサーと会談するときに、昭和天皇が当時有名な喜劇俳優(今でも有名ですが)の格好をして行くというシーンをユーモラスに描いていました。皇室で詠まれた短歌が「終戦のエンペラー」でも出てきましたが、日本の伝統文化が海外でも理解されているということをうれしく思う反面、全く短歌などを理解していない自分が情けなく思ったのも事実です。終戦の頃の日本について天皇制にも言及している海外作品を見て、日本人が作った場合、独りよがりになって難しいでしょうが、日本人で撮れないものかと思ったのも事実です。邦画では、タイトルは忘れましたが、東条英機を主人公にした極東軍事裁判を描いた作品がありましたが(タイトルは「プライド」だったような気もしますが定かではありません)、天皇制に言及するのは難しいのかもしれません。海外の監督でこのような作品を撮るのはやはり関心が高いことなのだろうと感じました。以上、映画の感想です。自分の感じたことを書きましたが、読んでもらえると幸いです。    

     カリメン1号