映画評論15

2013年01月27日 21:50

歳月とは早い!!
日々の変化は微々たるものなのに、長い月日でみると多くのが変わっている。
忙しい毎日に追われるあまり、空元気しか出てこないカリメン2号です。
時間は優しく、残酷だと感じることがある。
特に大切なものを失った時に、時間の絶対的な力を感じる。
そんな感傷を持ったまま、弾丸ツアーを予定中です。
持つかな色々と…。

今回は映画評論をアップしたいと思います。
新作と言えるほど、新作ではないのですが、割と最近に公開された作品です。
劇場で涙がこぼれた作品は久々のように思う。
それほどの良作と言ってよいものであった。

『レ・ミゼラブル』
1985年にイギリスで初演されて以来、世界42ヶ国で公演されたミュージカルの名作『レ・ミゼラブル』。トム・フーパー監督は『英国王のスピーチ』でアカデミー賞の監督賞を受賞した監督である。原作は19世紀のフランスを舞台にしたヴィクトル・ユーゴーの名作小説「ああ無情」である。ミュージカル映画として成功を収めた『オペラ座の怪人』という作品が有名であるが、この『レ・ミゼラブル』はピアノ伴奏に合わせて歌うライブレコーディング方式をという方式で撮影された。俳優たちの高ぶった感情を、ライブという形で撮影することによって観客の心を揺さぶるような演出がなされていた。
ストーリーは、格差と貧困にあえぐ19世紀のフランスで、民衆は自由のために立ち上がろうとしていた。そんな中でジャン・バルジャンという一人の男は、パンを盗んだ罪で19年間投獄され、仮釈放されたものの生きるために再び盗みを働いてしまう。しかし、その罪を赦し、人として慈悲を与えてくれた司祭の行動に感動し、生まれ変わろうと神の前で決意した。彼は名前を変え、市長の地位に上り詰めていった。しかし、かつて監獄の看守であったジャベールは、警官となり彼を執拗に追いかけていた。そんな中、以前バルジャンの工場で働いており、娘を養うため娼婦としての生活を送るファンテーヌと知り合う。バルジャンは彼女の死に際に幼い娘コゼットを託された。ところがある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになる。ジャベールの追跡をかわしてパリへ逃亡したバルジャンは、コゼットに限りない愛を注ぎ、美しい娘に育てあげる。そんな中でパリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発する。革命を志す青年のマリウスとコゼットが恋に落ちる。激動の中でバルジャンはジャベールとマリウスの命を救うが、ジャベールは自分の正義に絶望し命を絶ってしまう。革命の失敗で友を失ったマリウスはコゼット愛に生きることを決意した。その姿を見て、姿を消すバルジャンは最後の時に安らぎを得たのであった。
 映画はファーストカットが最も重要な要素を表すことが多い。今回の『レ・ミゼラブル』もフランスの国旗が海上に浮かぶというシーンから始まり、それをバルジャンが拾い上げる印象的なものであった。何よりも大勢の囚人が船を引くズームインのカットは荘厳そのもので、これから語られる物語の壮大さに合っていた。主要なセリフは歌で表現しておりミュージカルを意識した演出がなされており、人物のバストショットが多かったように感じる。そのため俳優の表情や演技力が問われるような構成になっていたと思う。情感の溢れる演技力を補う情景は、CGであるにも関わらず観客を19世紀のフランスに誘うこと成功していたように思う。小物やライティングなども自然で映像から匂いまでもが漂ってくるのではないかと思うほど創りこまれていた。ただ、残念なことにバストショットが多く感情に訴える表情の演技が、長く見せられるとしんどく感じるところがあったのは否めない。演技力は申し分ないが長すぎると、逆に演出過多のように感じるシーンもあった。
この映画は人を許す愛ことと許すことが大きなテーマとなっている。現代社会の中で誰かを許すこと、特に敵対する者を許すということが難しくなっているように感じる。それはバルジャンがジャベールを許すことによって、ジャベールも彼を許さざるお得なくなってしまう。そんな自分をジャベールは許すことができなった。バルジャンは過ちを悔い、懺悔に人生のすべてを費やした。そして最後に許されたのはバルジャン自身の罪の意識から解放される。彼の後悔の始まりが教会で始まり、人生の終わりが教会なのがその証拠と言えるだろう。個人的には演技の印象が強すぎて、観客がクールダウンするための休みが、映像の中に盛り込まれていなかったことがしんどさの原因ではないかと思われる。しかし、何よりも「I Dreamed A Dream(夢やぶれて)」を歌うアン・ハサウェイの演技は最高に泣ける。鳥肌の立つような演技を見たのは久しぶりであった。映画ファンだけではなく、ミュージカル好きにも文句なくお勧めできる良作であった。

今回は割と真面目な評論だと思います。
なかなか、時間が取れずに評論のアップが遅れてしまいます。
もっとスピードアップをしたいのですが…。
次回は弾丸ツアーの報告になると思います。

カリメン2号
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謹賀新年in2013

2013年01月01日 23:03

明けまして、おめでとうございます。
皆さんにとって、昨年はどんな一年だったでしょうか。
カリメン2号にとっては激動の年だったと思います。
色々な意味で。
怪我をしたり、入院をしたり、大切な人が亡くなったりと。
まぁ、良い年では無かったと思います。
今年ことは良い年にするぞ!!
しかし、新年から初日の出は見れず、おみくじは微妙と。
なんかツキがない。
今年は映画評論を、多くアップしていきたいと思っています。
頑張りますが、気長に待っていていただけると嬉しいです。
本年も皆さんに、幸多きことを祈っております。

カリメン2号